UKにて短編密着取材!

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【ツアー最終日の撮影】
3か月に渡るヨーロッパツアーも最終日、3か月分の荷物(預け荷物1つ増えて5つに…)をパッキングする1日になるかと思いきや、何と急遽ロンドンのメディアからショートドキュメンタリーの撮影依頼が…
ロンドン市内のアートスタジオにて撮影とインタビュー、そして同じくロンドン市内にあるパゴダで丸一日かけての撮影でした。
今までに国内外のメディアから数々の取材やインタビューを受けてきましたが、自分がどんな気持ちでどんなことを話せるか、リラックス出来る空気に現場がなっているかとか、それこそインタビュアーとの信頼関係によって大きく左右されるものです。というか、そのことを物凄く感じた日でした。
メールでのやり取りと簡単なZoomでの打ち合わせしかしていない関係の相手と、自分の人生について、そして精神的な部分を含めた深い会話をするにはその時までに築けてなくてはいけない信頼関係がある訳です。

それなしに、突っ込んだ質問をされても、それに答えるだけの文脈と土代となる認識の共有が出来ていないと、
「え、何で今その質問なの?」
となる訳です。
答えも表面的なものになってしまいます。
しかし、今回のドキュメンタリー撮影はクルーの人たちと出会った瞬間から何か今までと違う安心感みたいなものがありました。
特にディレクターのOliviaさんは、過去にずっと音楽業界で映像の仕事をしていたようで、エル○ンジョンとか、ブリト○ニース○アーズ(他にも沢山)など数々のスーパースターたちと対峙してきた経歴だったことが後で分かり、あの安心感はこのキャリアによるものなのかぁと感心させられました。もちろんご本人の人柄もあると思いますが、とてもリスペクトフルな方で向こうが撮りたいように私の姿を撮りに来ている訳ではないことを、言葉と態度で示してくれる訳です。

おそらく彼女とは音楽のことは勿論、その他にも沢山共有出来る話題があったり、深い部分で繋がれる、ある意味で精神的(スピリチュアル)なレイヤーが同じところにいるからこその自然に生まれた信頼感なのだと思いました。
そこで今回、撮影の様子をBEHIND THE SCENEとして撮って貰った縦動画を編集したReelをinstagramで投稿したのでそちらをご覧いただければとと思います。
そしてこのBEHIND THE SCENEを撮影してくれた女性との出会いも本当に偶然だったのですが、彼女は私がブライトンからギックリ腰&大荷物の状態でロンドンに戻り、ストライキでタクシーしか選択手段がない中、手配したUberを2時間くらい待っていた時に私に声をかけてきてくれました。
(中国語で…)
いや、ワタシニホンジンなのでチュウゴクゴワカリマセン(英語)
と言ったら
「あなた、パフォーマーですよね?」(英語)
と言われてびっくり‼️
ええええええ、
ドゥ、Do you know me?
'Yes, I saw you on the internet'.
となり
「うおー、ついに海外の街で知らない人に声かけられた…」
となりかけたのですが、、、人違いだったようで(爆)
向こうも
「ごめんなさい…」
となったのですが、いやいや、
Nice to see you anyway
となり、こっちに住んでる人ですか?何してる人ですか?と聞いたら、なんとロンドンのアートスクールでドキュメンタリーのMasterを卒業してきたばかりの女性でした。
数日前に会ったばかりとはいえ、少し話せば人柄は分かる訳で、私が演奏するイベントなどあれば教えて欲しいと言ってくれていたので、そう言えばショートドキュメンタリーの撮影あるけど、同業他社の仕事見学に来ない?(そして舞台裏撮影してくれたら嬉しいなぁ)と声をかけたら来てくれた訳です。
そもそもこの撮影の日には別の予定が入っていて、それが無くなったからこうなった、みたいなセレンディピティがまた起きた訳です。
"Go with the flow".
(流れのままに)
という言葉も今回のツアーで多くの人たちの口から、そして自分の口からも数多く出てきた言葉ですが、一昔前なら
「流れに任せれば良いじゃん?なんて無責任なこと言うんだ!」
となりそうなものですが、今の時代は完全に「そう」なんですね。
「これは、こうじゃなきゃ、絶対ダメなんだ!!!だって、これはこういうものなんだよっ!!!!」と今までの考え方や、やり方に縛られているとどんどん苦しくなっていく時代になってきている訳です。
そんなことを思いながら、ただ今無事成田空港に到着いたしました
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